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前十字靭帯断裂(ACL)手術のリハビリ

前十字靭帯とは

 前十字靭帯とは

ACL(Anterior:前方の Cruciate:十字 Ligament:靭帯)まさに前十字靱帯です。

ACL損傷(断裂)は手術が必要と言われます。

 

では、なぜ?ACLは手術が必要なのでしょうか?

ACLが損傷するとどのようなことが起きるのか順にお話していきましょう。

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まずACLとはどのような働きをしているのでしょうか?

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  ACLは、すねと太ももの骨が、

  前後のズレるのを抑えるものです。

  車に乗っていて、急ブレーキで

  止まった時、前後に揺れますよね。

  身体は大きく揺れ、後部座席に

置いている物は、すべて前に飛び出してくる。この揺れを押さえるシートベルトの役割を担うものがACLなのです。

車とドライバーを安定させないと、急発進、急ブレーキ・高速カーブなどでは、操作出来ず、事故を起こしますよね。

 

ACLが働かない(断裂や、部分断裂など緩んだ状態)と関節内でズレが生じ、急発進、急ブレーキ・フェイントやカットなどが出来ず、次のプレーに参加できなくなります。

 

ではこのとき膝の中の構造はどうなっているのでしょうか?

 

膝の構造のお話しながら説明していきましょう。

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膝関節は太もも(大腿骨)と、すね(脛骨)でつながって関節を作っています。

膝関節の硬い骨同士がぶつかると痛そうですよね。

運動の際、膝には体重の3〜8倍もの負担がかかると言われています。

なので様々な構造によって骨を守っています。

 

① 軟骨

まず骨と骨の関節面は軟骨で覆われています。

これで骨は守られます。

 

しかし、軟骨は、無血管・無神経と言われています。

 

でも、軟骨には、血液循環がなく、修復・再生が不可能と言われています。

ですから、軟骨がキズついたり、割れたりすると再生できません。

軟骨を守ることが骨を守ることになります。

 

② 半月板

軟骨を守る為に、もう少し柔らかいクッション=半月板があります。

 

しかし、血液循環が悪く、奥の方(深層)の2/3には血管は存在しません。

だから、割れたり、切れたりすると、自然治癒することはありません。

 

半月板が守られると、軟骨は守られるので、骨は守られます。

 

③ 関節液

半月板を守るために更なるクッション=関節液があります。

関節液とは関節内に満たされたジェル状の液体です。半月板には非常に大きなストレスがかかるといわれていますが、関節液はそのストレスを軽減してくれます。

しかし、ジェル状の関節液に血液が混ざると、サラサラになりクッション性が奪われ、半月板を傷つける事になります。

『血液が混ざる』とは、関節内の靭帯の損傷、つまりACLが傷つくことで起きてくる現象です。

 

 

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膝を守る為に最後に大切なもの、それがフォームです。

それには、幾つかの筋肉の強化と再教育が必要ですね。

 

最悪なのは、膝崩れの姿勢です。

Knee in Toe out:ニーイントゥアウト

(膝が内に入りつま先が外に向くこと)

する状態です。

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パフォーマンスは低下し、極端に言うと頑張れば頑張るほど手術に近いていく方法です。

 

正しいフォーム。それには、幾つかの筋肉必要です。

お尻の筋肉(中臀筋を含む外旋筋群)・太ももの内側の筋肉(内側広筋)・すねの外側の筋肉(前脛骨筋)

 

特に太ももの内側の筋肉は付きにくく、落ちやすいので、特別意識をしたトレーニングが必要です。

また、そのトレーニングが出来ると、お尻の筋肉や、すねの筋肉は付いてきます。

膝が内側(外反)に行かない為に!Knee in Toe outにならない為に!

内側広筋に注目したトレーニングが必要です。

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